腹巻でお腹を温めると、ダイエットや肌の乾燥の軽減、むくみ解消などの効果が期待できます。
冬の寒さだけではなく、夏の冷房によって体温が下がり、体調を崩してしまうこともあるでしょう。そんなときには、体を温めて不調にアプローチする「温活」がおすすめです。
美容と健康に役立つ温活をサポートしてくれる腹巻の効果や、おすすめの選び方についてご紹介します。
腹巻でお腹を温める効果
お腹には重要な臓器が集まっており、体温が下がると全身の不調に繋がります。
腹巻でお腹を温めることで期待できる効果を見てみましょう。
効果1:体温上昇によるダイエット効果
腹巻でお腹を温めることで、基礎代謝が上がりやすくなると言われています。
基礎代謝とは、生きるために必要なエネルギー消費のことです。基礎代謝が上がれば、運動や筋肉トレーニングなどをしていないときにも、効率よく脂肪を燃焼させられます。
体温が1度上がると基礎代謝が10〜13%程度上がるといわれているため、効率よくダイエットをしたい方はお腹を温めるよう心がけましょう。
効果2:生理周期による女性特有の不調を和らげる
生理周期による女性特有の悩みには、腹巻でお腹を温めるのがおすすめです。
体温が下がると、経血をスムーズに排出するための「プロスタグランジン」という物質が過剰に分泌されるため、痛みが増すといわれています。
また、寒さが原因で子宮口が狭くなったり硬くなったりすると、子宮の収縮が強く働くため生理痛も激しくなります。
生理中は血行が滞りやすくなるため、血行を促すためにもお腹を温めましょう。
効果3:腸内環境に働きかける
体温の低下から生じる便秘や下痢にも、腹巻がサポートアイテムとして役立ちます。
体温が下がると、胃腸の機能が低下して、腸内環境が悪くなってしまいます。さらに、腸の収縮運動にも悪影響を与えてしまうため、便秘や下痢などを起こしやすくなります。
便秘や下痢を起こしやすい方は、日頃からお腹を温めて体温を下げないように気をつけましょう。
効果4:睡眠の質の改善
良質な睡眠を得るには、体をリラックス状態にする副交感神経を優位にさせることが大切です。
しかし体温が低い状態だと、体を活動モードにする交感神経が優位になってしまうため、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりしてしまいます。
入眠前から腹巻でお腹を温めることで、体温の低下を防ぎ、眠りにつきやすい自律神経のバランスを心がけましょう。
効果5:肌の乾燥の軽減
寒さで血行が悪くなると、肌に必要な栄養や酸素が届かなくなり、乾燥しやすくなってしまいます。
肌のターンオーバーやバリア機能に働きかけて乾燥しにくい肌をつくるためにも、お腹を温めて血行を促しましょう。
効果6:むくみの軽減
血液には老廃物を運搬する働きがあるため、血行が悪くなると老廃物が溜まってむくみが起こりやすくなります。
腹巻でお腹をしっかりと温めると、血行が促されてむくみが軽減される可能性があるでしょう。
お腹には腎臓や肝臓といった代謝や排泄に関わる臓器があるため、これらの臓器を温めて機能を正常に保つ手助けをすることも効果的です。
効果7:免疫力向上をサポート
免疫力を高めるには、体温の低下を防ぐことが大切です。血液成分の一つである白血球には免疫機能があり、細菌などの異物から体を守っています。
そのため体温が下がり血行が悪くなると、白血球の働きが鈍くなり免疫力が低下しやすくなるといわれています。腹巻でお腹を温めて、体温を下げないようにしましょう。
腹巻の選び方
腹巻にはさまざまな種類があるため、素材や機能性などに注目して、自分にぴったりな製品を選ぶことが大切です。
しっかりとお腹を温めつつ、動きや着こなしを邪魔しない腹巻を選びましょう。
素材
腹巻は直接肌に触れるものなので、肌当たりの優しい素材を選びましょう。綿やシルク、マイクロファイバーなどの素材は、ソフトな肌当たりが特徴です。
体温の低下を防ぐためには、保温性に優れた素材の腹巻を選ぶのがおすすめです。起毛になっているものだと、より高い保温効果が期待できます。
さらに、吸放湿性の高い素材であれば、蒸れにくく快適に過ごせるでしょう。
機能性
お腹を圧迫せず快適に着用できる腹巻を選びましょう。体を締め付けずに程よくフィットして、ずれにくいものが理想です。
ショーツと一体になった腹巻であれば、ずれにくくなります。また、しゃがんだときに背中が出ない丈のものがおすすめです。
見た目
日常生活で腹巻を使用する場合には、透けにくい色や衣類の色に合わせて選ぶのがおすすめです。
また、腹巻と聞くと厚手の素材をイメージするかもしれませんが、最近では着こなしを邪魔しないシンプルなデザインのものも増えています。
外出時には、透けにくいカラーで着ぶくれしないシンプルなデザインの腹巻。リラックスタイムには、好みのカラーやふわふわ素材の腹巻でおしゃれを楽しむのもいいですね。
温活の効果が期待できる!おすすめの腹巻の種類
どのようなシーンで腹巻を使用したいのか、何の機能がほしいのかなどを考慮して、自分に合ったものを選びましょう。
今回は、女性に嬉しい温活に役立つおすすめ商品を紹介します。
着こなしを邪魔しない『腹巻』
吸湿発熱性の素材で、薄いのに保温性が高く蒸れにくいのが特徴です。ウエスト部分にはゴムがついていないので、締め付けが苦手な方でも快適に使用できます。
シンプルで着こなしを邪魔しないデザインで、リラックスタイムだけではなくデイリー使いにもおすすめです。
ショーツと一体化している『腹巻パンツ』
腹巻パンツなら、腹巻がずれたり、着け忘れたりする心配がありません。クロッチ部分が綿100%になっているため、快適に着用できます。
また、ストレッチがきいていて動きが邪魔されないほか、しゃがんでも背中が見えない丈になっており、活動的な方にもおすすめです。
生理痛の悩みに『腹巻サニタリーパンツ』
生理中に快適に温活をしたい方には、腹巻とサニタリーパンツが一体になったタイプがおすすめです。
下腹部にポケットがついているため、生理用品を携帯したり、カイロを入れて温めたりすることができます。
まとめ
腹巻でお腹を温めることによって、美容や健康面でいろいろな効果が期待できます。
着こなしを邪魔せずデイリーに使用できるもの、ショーツと一体になったものなど、 素材や機能性、見た目などを考慮して、自分にぴったりの腹巻を選びましょう。保温性や吸放湿性が高く、程よくフィットするものがおすすめです。
お気に入りの1枚を見つけて毎日を快適に過ごしましょう。