生理前になると、胸の張りや痛みを感じる女性は少なくありません。生理の影響だから仕方ないと、諦めていらっしゃる方も多いでしょう。
しかし、着用するブラジャーを見直すことで、不快な症状を軽減できる可能性があります。
この記事では、生理前・生理中に胸の張りや痛みが起こる原因と快適に着用できるブラジャーをご紹介します。
生理前・生理中のデリケートな胸をケアして少しでも快適に過ごしましょう。
目次
生理前・生理中にブラが合わなくなる原因は?
生理前・生理中は、胸の張りやむくみにより普段のブラが合わなくなりやすい時期です。
ブラのホックがきつく感じたり、ワイヤーがくい込んで痛くなったりと着用していてストレスになる方も多いのではないでしょうか。
生理前・生理中にブラが合わなくなる原因は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が関係しています。
黄体ホルモンは妊娠の準備をするためのホルモンで、受精卵を着床しやすくするとともに、乳腺の発達を促す働きをもっています。
黄体ホルモンの分泌が増えると乳腺が刺激され、胸の張りや痛みが起こりやすくなるため、ブラを着用したときに痛みを伴いやすいです。
また、黄体ホルモンは体に水分をため込もうとする働きもあります。そのため、胸がむくみやすくなり、普段のブラがきつく感じやすいです。
生理前・生理中はバストの変化に対応できるように、ブラジャーを使い分けるのがよいでしょう。
生理前・生理中におすすめのブラジャーの選び方
生理前や生理中は、ホルモンバランスの変化によってバストが張りやすくなります。締め付けや不快感に悩まされる時期はブラジャー選びが大切です。
ここからは、生理前・生理中でもバストを快適にサポートするブラジャーの選び方をご紹介します。
サイズ調整しやすいブラジャーを選ぶ
調節可能なストラップやホックが付いているブラジャーは体型の変化に応じて、締め付けをゆるめたり、サポートを強めたりと簡単にフィット感を変えることができます。
また、伸縮性のある素材を選ぶと、バストが変化してもフィット感を損なわないため、より快適に過ごせるでしょう。
締め付けが少ないブラジャーを選ぶ
生理前や生理中は、ホルモンバランスの変化によってバストが張ったり敏感になったりと、バストがデリケートになります。
ノンワイヤーブラジャーなど、圧迫感が少ないブラジャーがおすすめです。
また、シームレスなデザインのものを選ぶことで、肌あたりが優しくなるので肌刺激が気になる方にもよいでしょう。
かぶりタイプのブラジャーを選ぶ
かぶりタイプのブラジャーはホックやワイヤーがないので、バストの張りや敏感さを和らげてくれます。
また、ストレッチ性のある素材が多く、体の動きに合わせて自然に伸縮するため、快適な着け心地が魅力です。
生理中の不調時にもリラックスして過ごすことができます。
生理前・生理中の胸が気になるならノンワイヤーブラがおすすめ
生理前になるとむくんでバストサイズが変化するため、いつものブラが窮屈に感じたり、ワイヤーが肌に当たって痛みを感じたりする方も多いです。
普段より、痛みを感じやすいバストに刺激を与えないためにも、ノンワイヤーブラで優しい肌当たりのものを選びましょう。
【幅広いサイズ調整ができる】ふわわブラ
締め付けが気になる方は、ふわわブラがおすすめです。アンダーのホックは最大約±4cmのサイズ変化に対応できるので、むくみが気になる日でも調節できます。
また、伸縮性の高いレースを使用しているため、サイズアップしたバストにも程よくフィットしてくれるのも魅力。
カップはもちもちの素材でできているため、刺激に敏感なバストを優しく包みこみ、バストに負担をかけません。
【伸縮性に優れていて快適に】メロウブラ
ホックやレースの肌刺激が気になる方は、メロウブラがおすすめです。かぶりタイプのブラジャーで、締め付けがなく快適に着用できます。
伸縮性のある生地が体にフィットして、すっきりとしたシルエットに見せてくれます。寝ているときも横流れを抑えてバストを支えるので、24時間着用できるのも魅力です。
肌側にメッシュ素材を利用しており、汗をかいても快適な肌触りが続きます。季節を問わず1日中快適な着用感を叶えたい方はメロウブラをお試しください。
胸の張りが気になるときの対処法
胸の張りが気になるときは、運動や食生活、生活リズムなど日常生活の過ごし方を工夫することで、生理前・生理中の悩みを軽減できる可能性があります。
ここからは、日常生活で胸の張りが気になるときに試せる方法をご紹介します。できそうなものがあれば習慣化して、バストに負担をかけないように過ごしましょう。
日頃から運動を習慣づけておく
適度な運動は、体の血行をよくしたり、ホルモンバランスを整えたりする効果が期待できます。
運動を継続するためには、エレベーターを使わずに階段を利用する、一駅分歩くなど、生活のなかで無理なく続けられる方法を習慣化するのがおすすめです。
また、ヨガや筋トレなどの動画やアプリを活用すると、自宅で手軽に運動を楽しめます。まずは、短時間からはじめて自分のペースに合わせて続けていきましょう。
塩分の多い食べ物を避ける
胸の締め付けを感じやすい原因は、水分によるむくみです。そのため、むくみを助長させないためにも食生活を見直しましょう。塩分をとりすぎると、体がむくみやすくなるので注意しましょう。
特に、インスタントラーメンやコンビニのお弁当、ファストフードは塩分が多く含まれているものが多いため、生理前は控えるのがよいでしょう。
毎日の必要な栄養素をバランスよく摂って、女性ホルモンのバランスを整えるように意識することが大切です。
睡眠を十分にとってリラックスする
疲労やストレスはホルモンバランスに悪影響を与え、生理前の不調を引き起こしやすくなります。できるだけ規則正しい生活を送り、睡眠時間をしっかりと確保しましょう。
就寝する環境を整えたり就寝前にリラックスタイムをつくったりして、睡眠の質を上げることも有効です。
読書や音楽鑑賞、趣味を楽しむなど自分が好きなことをして、こまめにストレスを発散しましょう。
生理前・生理中はノンワイヤーブラで優しくバストケアしよう!
生理前・生理中の胸の張りや痛みは黄体ホルモンによるものなので、避けて通ることはできません。
しかし、着用するブラジャーの選び方と毎日の生活習慣を見直すことで快適に過ごせる可能性があります。
胸の張りや痛みが気になるときには、締め付け感の少ないノンワイヤーブラやかぶりタイプのブラなど、やさしい肌当たりのブラがおすすめです。
その日の体調に合わせたブラを選んで、快適に過ごしましょう。