出産を経験したあと、バストに変化を感じる人は少なくありません。とくに卒乳後は、多くの女性が胸の垂れやハリの低下、サイズダウンに悩みます。
バストや体型の変化が激しい産後は、機能性とつけ心地を重視してブラジャーを選ぶことが大切です。
この記事では、産後に取り入れたいバストケアや下着選びのポイント、おすすめの商品をご紹介します。ブラジャーを見直し、産後も美しいバストをキープしましょう。
目次
産後のバストはどう変化する?
妊娠中や授乳期は、女性ホルモンの分泌量が増えて乳腺が発達し、バストが大きくなります。そして、卒乳後は乳腺が萎縮するので、バストも元のサイズに戻るのが一般的です。個人差はありますが、卒乳・断乳して数か月〜1年ほどで、徐々に元の大きさに戻っていきます。
しかし、出産後のバストは、一度大きくなったことで皮膚が伸びています。そのため、出産を経験した多くの女性が、バストの垂れやしぼみ、ハリ不足などの悩みを抱えているようです。
また、サイズアップした胸を見慣れていることから、通常のサイズに戻っただけで「小さくなった」と感じる人も少なくありません。
元のバストに戻すことはできる?
バストサイズが戻っても、一度伸びてしまった皮膚やクーパー靭帯は元に戻りません。
クーパー靭帯とは、乳腺や脂肪、皮膚を繋ぎ、乳房全体を支えている組織です。美しいバストを保つために欠かせない存在ですが、伸縮性がないので、妊娠によってバストが変化すると大きな負担がかかります。
クーパー靭帯が伸びたり切れたりすると、皮膚がたるんでしまい、完全に元の状態に戻すことは難しいでしょう。
ただし、適切なケアをおこなえば、下垂や形崩れを防ぎ、妊娠前のバストに近づけることが可能です。出産後も美しいボディラインをキープするためには、正しいバストケアと適切なブラジャー選びを心がけましょう。
垂れ胸対策におすすめ!産後のバストケア方法
産後に変化したバストを放置すると、老化が加速し、下垂やたるみといったトラブルの悪化を招くおそれがあります。お家でできる産後のバストケアをご紹介しますので、ぜひ実践してください。
バストマッサージを習慣にする
バストの下垂を防ぐためには、入浴中のマッサージがおすすめです。湯船に浸かりながら胸全体をマッサージすると、血行が促進され、ハリや弾力を取り戻す効果が期待できます。
強い力を入れるとクーパー靭帯を傷つけてしまうので、円を描くようにしてやさしくおこないましょう。
胸の筋肉を鍛える
バストの土台ともいえる大胸筋を鍛えることで、胸が高い位置でキープされやすくなり、下垂の防止につながります。
大胸筋を鍛えるトレーニングとしては、腕立て伏せが代表的です。膝をついた状態でおこなうなど、産後の体調に合わせて負荷を調整しましょう。
正しい姿勢を心がける
普段から背筋を伸ばし、正しい姿勢を保つことを意識してください。姿勢が悪いと血行不良を引き起こし、バストが垂れたり小さく見えたりします。
肩甲骨を背骨に寄せるようにして胸を張るのがポイントです。
栄養バランスの良い食事をとる
身体の内側からのケアも、産後のバストをきれいに保つために欠かせません。栄養バランスの良い食事を、1日3食きちんととるよう心がけましょう。
なかでも積極的に摂取したいのが、たんぱく質・ビタミン・ミネラルです。
ブラジャーのサイズと着用方法を見直す
産後はバストが変化しやすく、妊娠前と同じブラジャーではうまく支えられない場合があります。そのまま着用していると、バストの下垂や形崩れを招きかねません。
そのため、バストのサイズを測り直し、産後の体型変化に対応できるブラジャーを選びましょう。また、正しい着用方法を実践することで、バストの形がととのい、より快適に過ごせます。
ブラジャーのサイズの測り方と着用方法は、こちらの記事を参考にしてください。
ブラジャーの正しいサイズの測り方!自分でできる測り方&盛る着け方を完全レクチャー
産後のブラジャー選びで重視したい3つのポイント
ブラジャーによって機能性はさまざまなので、目的に合ったものを選ぶことが大切です。ここでは、出産後や卒乳後にブラジャーを選ぶときに気をつけたいポイントを解説します。
サポート力の高さ
産後はバストの皮膚が伸びて肉質がやわらかくなります。とくに、授乳を繰り返すと形が崩れやすくなるので、適切なブラジャーの着用が欠かせません。
垂れや形崩れを防ぐには、バストをしっかりとホールドしてくれる補正力の高いブラジャーを選びましょう。胸全体を包み込むフルカップブラや、余分なお肉をカバーする脇高設計のものなどがおすすめです。
フィット感
自分のバストサイズにぴったりと合うブラジャーを選ぶことが大切です。妊娠前のサイズに戻ったと思っても、バストのボリュームや形が変化し、以前のブラジャーが合わなくなっているケースは少なくありません。胸のサイズを測り直し、実際に試着してフィット感を確認してください。
産後はバストサイズが変わりやすいので、伸縮性があり、カップやストラップで細かく調節できるものを選ぶとよいでしょう。
肌あたりの良さ
肌が敏感になりやすい産後は、やさしいつけ心地のブラジャーを着用することも重要なポイントです。締め付け感がなく、柔らかな肌あたりの素材を選びましょう。
なかでも綿100%や綿混素材は肌ざわりが良く、通気性や吸水性にも優れているので、快適な着用感が続きます。縫い目やタグがないものであれば、肌への負担をさらに軽減することが可能です。
産後のバストケアにおすすめのブラジャー5選
グラモアでは、産後や卒乳後のバスト変化に寄り添うアイテムを多数取り揃えています。機能性と快適さ、デザイン性を兼ね備えたおすすめのブラジャーをご紹介しますので、ぜひお気に入りの一枚を見つけてください。
グラモアブラ
「グラモアブラ」は、シリーズ累計販売数139万枚を突破したロングセラー商品です。産後の体型変化に悩んだ女性スタッフの熱意から生まれました。
お肉を集める集肉力に優れ、柔らかく変化したバストを中央に寄せて高い位置でキープします。脇高設計でサイドからバストへお肉を引き寄せるので、メリハリのあるシルエットを実現可能です。
きれいな谷間ができるのに、パッドはわずか1.5cmで窮屈感がありません。また、肌ざわりが良くストレッチ性のある生地を使用しており、産後のデリケートな肌への負担を軽減します。
繊細なレースを用いた上品なデザインも魅力で、好みや洋服に合わせて全20カラーからお選びいただけます。
フェザーライクブラ

より安定感のあるつけ心地を求める方には「フェザーライク」がおすすめです。カップ全体でバストをやさしく包み込むフルカップ風のデザインが特徴。ふっくらとした自然なバストラインを叶えます。
3/4カップにレースをのせて被りを強化しているので、上部が浮きにくいことも安心できるポイントです。また、透け感のあるレースがデコルテを華やかに演出してくれます。
裏打ち二重仕様で脇高設計のアンダーベルトが、脇や背中に流れたお肉をバスト本来の位置でキープ。離れ乳やはみ肉など、出産後の体型変化に悩む方にも支持されている一枚です。
メロウブラ
「メロウブラ」は、胸全体をしっかりとホールドしながらも、軽いつけ心地が叶うノンワイヤーブラです。2本ラインのゴムがバストを囲むように支え、トップ位置の高い丸胸を実現。日中のリラックスタイムだけではなく就寝中も着用でき、24時間きれいなシルエットにととのえます。
被りタイプのブラジャーで伸縮性が高く、バストを締め付けません。また、パッド印刷やフラットな縫い目など、肌への負担を軽減するさまざまな工夫も施されています。肌側はメッシュ生地で通気性に優れており、汗をかきやすい季節も快適です。
シンプルなデザインでサラッと着られるので、デイリー使いにぴったり。コンパクトに丸めて収納でき、旅行にも便利です。
美乳deナイトブラ
就寝中は寝返りや重力によってバストに負担がかかりやすいので、ナイトブラの着用が推奨されます。「美乳deナイトブラ」は、やさしい肌あたりで産後でも快適に着けられる一枚です。
バストを流しにくいカップ設計により、寝姿勢でもバストの高さと位置をキープ。太さの異なる3本のゴムが胸をしっかりとホールドするので、横流れやずり上がりの心配もありません。日中にも使用でき、24時間ストレスフリーなつけ心地が続きます。
ふわわブラ
「ふわわブラ」は、生理前後や産後のバストの悩みをカバーするノンワイヤーブラです。ストレッチ性が高く、±1カップのサイズ変化に対応可能。もっちりとした感触のカップが、揺れや摩擦からバストを守ります。
ノンワイヤーでありながら優れたホールド力を備えており、トップ位置の高い丸胸を作れるのも魅力。内向きのカップ設計により、メリハリのあるボディラインを実現できます。ローズ柄が華やかな、オリジナルの総レース仕様です。
産後はバストケアが大切!ブラジャーを見直そう
産後は乳腺の機能や女性ホルモンの分泌が低下するので、バストが変化するのは自然な現象です。しかし、何もケアをしないでいると、バストの老化が進み、下垂やたるみなどが悪化してしまうおそれがあります。
産後も若々しいバストを保つためには、マッサージや筋肉トレーニングなどのバストケアを取り入れるほか、ブラジャーの種類やサイズを見直すことも大切です。本記事を参考に、ぜひグラモアで自分の悩みに合ったブラジャーを見つけてください。