女性ならいつも身につけているブラジャー。当然毎日のようにお洗濯をしていますよね。普段着けている身近な存在だからこそ、“特別視”を忘れていませんか?
ブラジャーはかなり繊細なディテールのものが多く、普通に洗濯していてはせっかくいいブラジャーでも劣化を早めることになります。水を含んだ洗濯物は、全てに言えますがかなりの水を含んでいるので、重さによって形崩れをすることも多くあるものです。
知っているようで知らなかった、ブラジャーにまつわるお洗濯の方法や形崩れを防止する干し方について学んでみましょう!
目次
ブラジャー洗濯後の干し方の手順とは?
| 最高洗濯温度 40℃ 洗濯機で洗わないで下さい 弱い手洗いのみ |
| 塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止 |
| ドライクリーニング禁止 |
まずはブラジャーの正しい洗濯方法をおさらいしていきましょう。
さらに洗濯後の干し方もマスターできれば、ブラジャーの買い替え頻度を減らすことができるでしょう。毎日着用しているブラジャーだからこそ、きちんとした洗い方を把握しておけば、それだけコストダウンも叶います。
➤ ブラジャーの洗い方を教えて!きれいなブラジャーを長く使うためのコツ
洗濯のポイント
ブラジャーは、洗濯前にパッドの取り外しが可能なものは取り外して別で洗うのが鉄則です。なぜならパッドに洗剤が残ってしまったり、紛失する恐れがあるからです。
パッドを取り外した後は、洗濯絵表示に従って、洗濯をしましょう。手洗いという表示なら手洗いがやはりベスト。洗濯洗剤は、直接ブラジャーに振りかけるのではなく、ぬるま湯に溶かすのをお忘れなく。直接振りかけると色落ちなどに繋がります。
そして、ブラジャーのベルトについている金具を全て留めましょう。レースなど繊細なデザインに引っかかり、ほつれる可能性があるので必ず留め具をするようにしたいものです。
ここまで用意したら、さっそく洗っていきましょう。手洗いだからと強くもみ洗いをしたり、きつく絞っての汚れ落としは避けるようにしましょう。脱水する際も、雑巾のように絞るのは避けることが大切です。
洗濯後はすぐに「型直し」をする
脱水は短時間でおこないます。水分を含んだ衣類は、雑菌が繁殖しやすいのでイヤなにおいに繋がります。
タオルで挟んで水気をとるなど脱水は短時間で行い、脱水後はすぐにブラジャー全体の形を整えるようにしましょう。
カップのなかに手を入れて、手洗いで寄ってしまったしわを伸ばすようにしましょう。このとき、指の腹を使ってやさしくするのがベストです。
パッドとブラジャーは別で干す
ブラジャーとパッドは別に洗ったまま、別で干すのがベスト。
乾く前にパッドをカップに戻せば、そのぶん厚くなり乾くのが遅くなるほか、シワや形崩れにつながります。完全に乾いてからパッドをブラジャーに戻したいですね。
ブラジャーが形崩れしにくい干し方【2パターン】
ブラジャーの正しい洗い方を知ったところで、正しい干し方についても見てみましょう。
ついつい身につけているようにブラジャーのストラップ(肩紐)部分を留めて干したくなるものですが、水を含んだブラジャーの重みでストラップが伸びてしまいます。
形崩れしない干し方を2パターン紹介するので、試してみてください。
パターン①:逆さ干し

ブラジャーは、ついつい身につけているようにブラジャーのストラップ(肩紐)部分を留めて干したくなるものですが、逆さ干しをするようにしましょう。
逆さ干しする際は、洗濯ばさみをワイヤー下部に2箇所で留めたほうが良く、このとき左右のバランスが均等になるようにしましょう。
他の衣類と干す場合は、バスタオルなどを周りに干して、ブラジャーを隠すように干すとベスト。プライバシーを守れるほか、陰干しになることでブラジャーの変色や傷むのを防げます。
パターン②:二つ折り干し

もうひとつの干し方は、左右カップの真ん中で2つ折りにしてハンガーなどにかけることです。
アンダーがゴムのように伸縮性があるデザインであったり装飾が施されていたりして、洗濯ばさみではさむと傷む場合は、この干し方が有効です。
ブラジャーを干す場所はどこがいい?

ブラジャーを干す際は、洗濯絵表示に記載のある干し方で干します。基本的に風通しのよい陰干しが理想。しかし、陰干しならなんでもいいというわけではありません。
忙しいときは「乾燥機にかけちゃおう」と思うこともありますが、これはタブー。熱に弱い素材がブラジャーには多いので、変形する原因になります。梅雨の時期のコインランドリーも避けましょう。
ここでは部屋干し、外干しのポイントを紹介します。
洗濯絵表示の干し方を確認する
全てのブラジャーで干し方や洗い方が統一されているわけではありません。
ブラジャーといえど、形やデザインは実にさまざま。せっかく迎えたお気に入りのブラジャーには、長く活躍してほしいもの。
新しいブラジャーは、必ず洗濯絵表示を確認しましょう。
タンブル乾燥機禁止

タンブル乾燥機とは、今では各家庭にもありうる洗濯乾燥機のことです。ご家庭にない人でも、梅雨の時期はコインランドリーに足を運ぶこともあるので要チェック!
タンブル乾燥機禁止のマークは、ドラム式洗濯乾燥機にどこか似ている四角のなかに丸が描かれたものです。
こちらのマークに×がついているものは、乾燥機にはかけてはなりません。ブラジャーだけでなく、レースや繊細なディテールがある女性の服にはとくに多いマークです。覚えておくと便利でしょう。
陰干し

[日陰のぬれつり干しがよい]
四角の左角に斜線が入る表示が「陰干し」の表示です。真ん中に縦線が入っているマークは、つり干しの表示です。こちらの場合は、縦線が2本で「ぬれつり干し」になります。
ブラジャーは陰干しで、変色や生地が傷まないようにすることを推奨していることが多いです。
「外干し」は日陰になるようにする
陰干しという洗濯絵表示があったとしても、南向きの家は1日を通して日当たりがよく日陰がなかなかできません。
そんなときは、バスタオルや大きめの服で日光を遮るようにするといいでしょう。ブラジャーがあまり露出しない干し方は、盗難防止やプライバシーを守るのにもいい方法です。
さらに女性の一人暮らしで心配な場合は、男性用の服や下着を干しておくのも盗難防止に役立つでしょう。
「部屋干し」は風通しをよくする
一階に住んでいたり、バスタオルなどで視線を辿っていても、ブラジャーが外に出ているのが気になることもあるでしょう。そんなときは部屋干しがおすすめです。
風通しをよくするべく、除湿機をとりいれるほか窓を開けておくのもいい工夫です。風通しがいいところに干すことで、湿度を下げる役割があります。
【まとめ】

ブラジャーは、毎日着けているものだからこそ、劣化が早まるのも無理はありません。可能であれば、お気に入りのブラジャーをできるだけ長く愛用したいですよね。
そのためには洗濯方法の正しい知識を知っておく必要があります。デリケートなバストを守ってくれるブラジャーも同じようにいたわりたいですね。
しっかりとブラジャーの洗濯方法を実践したら、最後の仕上げの干し方にも気を払いましょう。「自分の体の一部」と思うと無理なく続けられる手入れ。面倒でも手をかけることで、お気に入りのブラジャーに、さらに愛着が湧いてくるはずですよ。