「浴衣の下には何を着ればいい?」「いつものインナーでも大丈夫?」……このように、浴衣を着用するときの下着選びに悩む方は多いのではないでしょうか。
本記事では、浴衣インナーの種類や選び方のポイント、おすすめの商品をご紹介します。アンケート調査の結果をもとに、一般女性の浴衣インナーに対する悩みや求める機能などもまとめました。
浴衣インナーの選び方を知りたい方や、浴衣をよりきれいに着こなしたい方はぜひ参考にしてください。
目次
浴衣のときに普段の下着はNG!
浴衣の下に、インナーとして普段つけているブラジャーやキャミソールなどを着用している方もいるでしょう。浴衣を着る機会があまりない場合、わざわざ専用の下着を購入するのはもったいないと感じるかもしれません。
しかし、浴衣をより快適に、美しく着こなすためには、専用のインナー(和装下着)を着用するのがおすすめです。
浴衣や着物は、日本人の体型や骨格に合わせて作られており、凸凹を抑えた寸胴体型になるように着付けをします。
そのため、ワイヤー入りのブラジャーなど洋装用の下着だとボディラインが強調されることがあり、魅力的に見えません。着崩れしたり、下着が透けて見えたりするおそれもあるでしょう。
浴衣に合うインナーを選ぶことで、シルエットを損なわず、快適な着用感をキープできます。
浴衣の下に何もつけないのはアリ?
浴衣はもともと寝間着や部屋着、湯上がり着として使用されており、下着をつける慣習がありませんでした。しかし現代において、浴衣はおしゃれ着として外出先で着用するのが一般的です。
浴衣で外出する際には、汗じみや透け、着崩れ防止のためにインナーの着用が欠かせません。下着をつけると浴衣が直接肌に触れる面積が減るので、汚れが付きにくくなり、浴衣を長持ちさせることにもつながります。
浴衣の下には何を着る?インナーの種類を紹介
浴衣のときに着用するおもなインナーは以下の5つです。
- 和装ブラジャー
- 和装ショーツ
- 肌襦袢
- 裾よけ
- ステテコ
それぞれの特徴や役割を見ていきましょう。
和装ブラジャー
和装ブラジャーは、浴衣や着物を着たときのラインを平らに整える下着。バストのふくらみをやさしく抑え、シルエットを美しく見せる役割があります。
洋装用のブラジャーとは異なり、和装ブラジャーにはワイヤーや厚手のカップなどは基本的に使われていません。また、吸水性や吸汗性、通気性に優れた素材で作られているものが多く、夏場でも快適に着用できます。
和装ショーツ
和装ショーツは、浴衣や着物のシルエットを損なわないようにデザインされています。股上が浅いローライズかつ、縫い目のないシームレスなタイプが一般的で、下着のラインが浴衣に影響しません。
素材は綿や麻、ポリエステルなどが多く使われています。浴衣のときは、吸水性の良い素材のショーツがおすすめです。
肌襦袢
肌襦袢(はだじゅばん)は、浴衣と肌が直接触れるのを防ぐための肌着です。汗や皮脂による汚れを防止し、快適な着用感を実現します。
肌襦袢には、上下に分かれたセパレートタイプと、一体型のワンピースタイプの2種類があります。
・セパレートタイプ:肌襦袢と裾よけが分かれているタイプ。裾よけで丈を調整できるほか、歩きやすいメリットがある。
・ワンピースタイプ(一体型):肌襦袢と裾よけが一体になっているタイプ。1枚で手軽に着用でき、着崩れしにくい。
裾よけ
裾よけは、肌襦袢の上に着用する下半身用の下着。足さばきを良くしたり、着崩れを防いだりする役割をもちます。
巻きスカートのような形の腰巻きタイプが一般的で、フォーマルからカジュアルまでさまざまなシーンで使用できます。
ステテコ
ステテコはパンツタイプの裾よけです。カジュアルなシーンや、夏場に浴衣を着るときに適しています。
腰巻きタイプの裾よけよりも歩きやすく、汗や股ずれが気になる方にもおすすめです。
みんなはどうしてる?浴衣インナーに関するリアルな声
浴衣を着るとき、どんな下着をつけたらいいのか迷う方は少なくありません。特に「ラインが透けないか」「汗で蒸れないか」など、見た目や着心地に関するお悩みは尽きないもの。
今回は、グラモアが実施したアンケートの結果をもとに、実際に浴衣を着るときにどんなインナーが選ばれているのか、どんな悩みが多いのか、そして「あったら嬉しい機能」まで、リアルな声をまとめました。
(アンケート対象者:20代~40代/女性 250名)
これから浴衣を着る予定のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
浴衣のとき、どんな下着をつけている?
アンケートによると、「普段使っているワイヤー入りブラジャー」(87票)や「カップ付きキャミソール・ブラトップ」(82票)など、普段着用している下着をそのまま使っている方が多数派であることがわかりました。
一方で、「スポーツブラなどノンワイヤータイプ」(66票)を選ぶ方もおり、「締め付け感を避けたい」「リラックスした着用感を求めたい」といったニーズも垣間見えます。
「和装専用ブラ」を選んでいる方はわずか9票と少数であり、多くの方が浴衣専用ではなく“手持ちの下着”で代用している現状が見えてきました。
浴衣の下着で困ったこと・悩みは?
浴衣は洋服と比べてインナーが見えやすく、また通気性の面でも工夫が必要です。
アンケートでは「汗を吸ってくれずベタつく・蒸れる」(113票)という声が最も多く、夏ならではの不快感が多くの人の悩みになっていることが明らかに。
次いで「下着のラインや色が透ける」(97票)、「襟元や袖口から見えていないか不安」(76票)といった、見た目の問題に関する声も多数寄せられました。
そのほか、「締め付けがきつい」「ワイヤーが痛い」など着用感に関する悩みや、「肌着の重ね着で暑くなる」など、暑さと快適性のバランスに悩む声も多く見られました。
あったら嬉しい浴衣インナーの機能とは?
そんなリアルなお悩みを受けて、「あったら嬉しい浴衣インナーの機能」についても聞いてみました。
もっとも多かったのは「通気性があり、汗をすばやく吸収してくれる」(204票)で、汗によるベタつきや不快感を軽減したいというニーズが圧倒的でした。
さらに、「透けにくく薄手の素材」(128票)や「胸の形を整え、フラットに見せる設計」(119票)など、見た目を整える機能への期待も強いようです。
また、「動いてもズレにくいフィット感」(112票)や「着脱しやすい設計」(100票)といった、使いやすさや着心地を重視する声も多く、浴衣インナーにはさまざまな機能性が求められていることがわかります。
浴衣インナーの選び方4つのポイント
浴衣を着る機会が少ない方は、いざ着用するとなると、インナー選びに困ってしまうかもしれません。
実際に、上記アンケートでも普段着用している下着をそのまま着用しているという声が多数あり、それに伴うお悩みを多くの方が抱えていることがわかりました。
ポイントを押さえて浴衣インナーを選ぶことで、着崩れや透け防止の効果が高まり、より快適に過ごせます。とくに、以下の4つを考慮して選ぶとよいでしょう。
- 肌に近い色
- 衿ぐりが開いている
- 汗、暑さ対策ができる
- 簡単に着用できる
1枚で複数の役割をもつインナーを選ぶことで、着付けの手間を省けるだけではなく、コストも抑えられます。自分に合ったインナーを選ぶことで、見た目も着心地もぐっと快適になりますよ。
簡単&快適!おすすめの浴衣インナー4選
浴衣や着物の下にさっと着られる、おすすめのインナーをご紹介します。グラモアの和装・浴衣インナーは1枚で着用できるので、和装ブラジャーや肌襦袢、裾よけなどを一式そろえる必要がありません。
アンケート結果であったら嬉しい機能も備わっているので、ぜひ取り入れてみてください。
和装・浴衣インナー【ガーゼ生地】
和装ブラ・肌襦袢・裾よけの3つの機能を兼ね備えた、ワンピースタイプのインナーです。バスト部分は緩やかな丸みと適度なハリがあり、和装に適した直線ラインをつくります。胸を締め付けず、厚手のカップと背中のパワーゴムでなだらかに補正してくれるので、長時間の着用でも苦しさを感じません。
また、包帯生地の柔らかな肌触りが心地良く、高い伸縮性で身体にやさしくフィット。吸水速乾性に優れているので、汗をかいても快適です。脇部分には汗じみをブロックするパッド付きで、大切な浴衣を守ります。
襟ぐりが深く、インナーが外から見えにくい点も嬉しいポイント。サイズはS〜LL、カラーは6種類からお選びください。丈はショートとロングがあります。
和装・浴衣インナー【メッシュ生地】
より軽いつけ心地を求める方には、メッシュ生地の和装・浴衣インナーがおすすめです。通気性と速乾性に優れており、さらっとドライな着用感が長く続きます。ベタつきや蒸れを軽減するので、暑い夏の日にぴったりの一枚です。
裾よけ部分には、伸縮性が高く滑らかなトリコット生地を使用。静電気や帯電を防ぐ加工が施されており、まとわりつきも気になりません。メッシュタイプはホワイト・ベージュ・ブラックの3色展開です。
5分袖 和装・浴衣インナー
1枚3役で重ね着のいらない和装・インナーの5分袖タイプ。大きめの汗パッド付きで、脇部分をしっかりとカバーできるので、汗をかいても安心です。人前で着替えるときなどに、二の腕を隠したい方にも向いています。
機能性は袖なしタイプと変わらず、着るだけで和装に理想的なシルエットにととのえてくれます。締め付け感がなくふわりとしたフィット感で、肌への負担が少ない点も魅力です。
浴衣だけではなく、着物を着用するフォーマルなシーンでも活躍してくれるでしょう。
和装用ショーツ
包帯生地で滑らかな肌触りの和装用ショーツです。ローライズタイプで浴衣の帯や腰紐と被りにくく、お手洗いに行くときも楽に着脱できます。
ウエスト部分はゴム不使用で、圧迫感がありません。足口もショーツの跡が付きにくい作りになっています。
吸水速乾性が高く蒸れを防ぐほか、抗菌防臭加工によりニオイも軽減でき、長時間の着用でも気持ち良く過ごせます。
専用のインナーで浴衣を美しく着こなそう!
浴衣姿を美しく見せるためには、和装ブラや肌襦袢といった専用のインナーを着用するのがおすすめです。適切なインナーを選ぶことで、汗や汚れを防ぐ効果も期待でき、大切な浴衣をより長く愛用できます。
グラモアの和装・浴衣インナーは、和装ブラ・肌襦袢・裾よけが一体となった便利なアイテム。1枚で簡単に着用できるほか、汗や透け、着崩れを防ぐさまざまな機能を備えています。
今年の夏はぜひ専用のインナーを取り入れて、浴衣をより快適に着こなしましょう。